越境ECでは、売上そのものよりも「入金までにいくら差し引かれるか」で手残りが大きく変わります。決済・受取・両替のそれぞれに手数料がかかるため、料率だけでなく実効コスト(固定費や為替スプレッドを含めた合計)で見るのがおすすめです。ここでは代表的な4サービスの目安を整理します。
まずShopify Paymentsは、自社サイトで海外カード決済を受けるときの標準的な選択肢です。海外発行カードの決済手数料に加えて、表示通貨と入金通貨が異なる場合は為替の上乗せが発生します。PayPalは買い手の安心感が強みですが、海外取引の料率に固定費が加わるため、少額決済ほど負担が重く感じられます。
受取と両替を細かく管理したいなら、Wise ビジネスやPayoneerのような複数通貨口座が便利です。Wise は受取・両替の手数料が明快で、実勢レートに近い両替がしやすいのが特徴です。Payoneer は eBay や Amazon など各マーケットプレイスからの売上受取に対応することが多く、外貨のまま受け取って必要な分だけ両替する運用に向いています。
| サービス | 主な用途 | 手数料の目安 |
|---|---|---|
| Shopify Payments | 自社サイトのカード決済 | 海外カード 3.8〜3.9% + 為替上乗せ 1.5%ほど |
| PayPal | 個人・小規模の受取 | 海外取引の料率 + 通貨ごとの固定費 |
| Wise ビジネス | 受取・両替・複数通貨保有 | 受取・両替手数料が料率で明快(実勢レート寄り) |
| Payoneer | eBay/Amazon等の売上受取 | 受取・引出・両替でそれぞれ手数料 |
※料率は最終確認日 2026-09-07 時点の目安です。改定される場合があるため、必ず各社公式サイトで最新の条件をご確認ください。特定の手残り額や利益を保証するものではありません。
手数料の見方のコツは、料率だけでなく固定費と為替スプレッドを足した実効コストで比べることです。ドルやユーロで受け取り、円が有利なタイミングでまとめて両替すれば、両替回数を減らして無駄な上乗せを抑えられます。複数通貨口座で外貨を保有し、仕入れや広告費を同じ通貨で支払えば、往復の両替そのものを省ける場合もあります。
どの販路から始めるかで最適な受取手段は変わります。まずはプラットフォーム診断で自分に合う売り方を確認し、eBay と Amazon の比較もあわせてご覧ください。準備の全体像はトップページから確認できます。