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EU向けの関税とIOSS

€3定額関税とIOSSのVATを、目安として整理します。

EU向けの越境ECでは、2021年7月にVAT(付加価値税)の少額免税枠が廃止されました。それ以前は22ユーロ以下の輸入品にVATがかかりませんでしたが、現在は1円相当の低価格品でも輸入VATが発生します。税率は国によって異なり、おおむね17〜27%の幅があります。たとえばドイツは19%、フランスは20%、ハンガリーは27%といったように、届け先の国の基準税率が適用される点をおさえておきましょう。

IOSSとは何か

IOSS(Import One-Stop Shop)は、150ユーロ以下の少額輸入品について、販売時点で購入者からVATを徴収し、事業者がまとめて申告・納付する仕組みです。IOSSに登録しておくと、購入者は受け取り時に追加のVATを請求されにくくなり、通関もスムーズになりやすい傾向があります。EU域外の事業者は、多くの場合、EU内の仲介者(intermediary)を通じて登録します。Shopifyなどのプラットフォームでは、IOSS番号の設定や販売時のVAT徴収を支援する機能が用意されている場合があります。

1品目あたり3ユーロの暫定定額関税

これまで150ユーロ以下の輸入品は関税が免除されてきましたが、2026年7月1日から、150ユーロ以下でも1品目あたり3ユーロの暫定的な定額関税が導入される予定です。さらに、150ユーロの関税免税枠そのものが2028年7月1日に撤廃される予定とされています。つまり、少額品でもVATに加えて関税コストがかかる方向へと段階的に変わっていきます。価格設定や送料表示を見直す際は、この時期を意識しておくと安心です。

TARICコードとクーリエ徴収

150ユーロを超える貨物では、商品の分類を示すTARICコードによって関税率が変わります。同じ「衣類」でも素材や用途で税率が異なることがあるため、正確な分類が重要です。また、IOSSを使わない場合や高額品の場合、クーリエ(配送業者)が受取時に購入者からVAT・関税に加えて立替手数料(通関手数料)を徴収することがあります。購入者にとっては予想外の出費となりトラブルの原因になりやすいので、事前に総額の目安を案内しておくとよいでしょう。

関連ページ

他地域の少額輸入ルールもあわせてご確認ください。英国の135ポンド基準ではVATの徴収方法が異なります。決済まわりの費用は海外決済の手数料で整理しています。準備の全体像はトップページからたどれます。

本記事は2026年9月7日時点で確認した一般的な目安であり、売上や利益を保証するものではありません。各国の税制やIOSSの規則、定額関税の内容は今後変更される可能性があります。実際の税率や手続きは、必ず各国税関やIOSSの公式窓口、税務の専門家にご確認のうえ判断してください。

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料金・条件・対応国は必ずリンク先の公式でご確認ください。最終確認日:2026-09-07。